2018.9.3 IPOの取引市場 証券取引所としては、一般には公開されていないプロ向けの市場などもありますが、ここでは一般投資家も参加できる取引市場について説明したいと思います。まず多くのベンチャー企業が目指すのは、東京証券取引所の新興市場であるマザーズが多いと思います。事業規模がそこまで大きくなくとも、また必ずしも利益が黒字でなくても、将来の成長性が見込めると取引所が判断した会社であれば、上場できる可能性があります。その他、IPOする市場としてはJASDAQなども考えられます。 マザーズに上場してから10年を経過した会社や、その前であっても、二部や一部に上場出来るだけの規模や業績となった会社は、より上位の市場である東証二部や東証一部への上場を目指すことができます。要件さえ満たしていればIPO段階で一部上場ということも出来ますが、年に数件程度の案件といえます。 それぞれの市場には上場するための要件が規定されていますが、詳細は日本取引所グループの下記リンクをご参照下さい。 https://www.jpx.co.jp/equities/listing/criteria/listing/01.html 一覧へ戻る